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永遠の名作「銀河鉄道999」について(勝手に)語るブログです。主に劇場版について(好き勝手に)触れています。

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2012/12/03 (Mon)
鉄郎贔屓
 野沢雅子さんの演技力について、今さら説明は要りませんよね。
 様々な役を担当され、それぞれ素晴らしい表情を聞かせてくれています。声を変えるのではなく、そのキャラクターそのものを表現されているわけです。
 それを考えると、劇場版「銀河鉄道999」のあるシーンの解釈が違って見えるかもしれません。

 「あるシーン」とは、999が最終駅(つまり惑星メーテル)に到着し、メーテルが鉄郎と旅をしていた理由が判明した場面です。「裏切られた」と知った鉄郎は、メーテルを平手打ちにしています。

 この場面、私にとって一番のお気に入りでしてね。

 女性に手を上げたという意味で、このときの鉄郎に批判的な意見もあるようです。
 それに対する私の見解を、「捨て猫」第2話で書きました。車掌が鉄郎に語っているのは、すべて私の意見です。

 同時に、鉄郎には「手を上げた」ことを悔やんでほしかった。
 いや、悔やむか恥じるくらいはしたのでしょうかが、映画では語られていませんよね。 

 話が逸れました。

 メーテルを平手打ちにするとき、鉄っつぁんは、

「汚いぞ!」

 そう叫んでいますね。

 この声をよ~く聞いてみると、あらためて野沢さんの演技力を感じます。
 もしかしたら、監督や演出家(音響監督?)の指示というか指導もあったのでしょうか。

 ともかく、「汚いぞ」の一言に、鉄郎の複雑な感情が表現されているのではないでしょうか?

・怒り
・失望
・悲しみ
・苦しみ
・嘘であってほしい(メーテルが部品にする目的で自分をここに連れてきたこと)

 単に怒り任せて叩いたのではない。
 信じていた、思いもよらなかった、何よりも好きだから、手が出た。
 おそらく、鉄郎自身も整理できない、複雑な感情が入り乱れていたのでしょう。

 そう思うのは私だけ?
 鉄郎を庇いすぎでしょうか?

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