永遠の名作「銀河鉄道999」について(勝手に)語るブログです。主に劇場版について(好き勝手に)触れています。
2025/07/05 (Sat)
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2012/10/31 (Wed)
鉄郎くん
「さよ銀」のラストで、鉄郎はメーテルと別れるとき、列車の最後尾からメーテルの名を力いっぱい叫びますね。その直後にカメラ目線になりますが、製作スタッフはどのような意図で、そのような演出にしたのか。私は存知ませんが、何度見ても(今は悲しすぎて見られないのですが)鉄郎にはドキっとします。この場面の鉄郎に色気のようなものを感じるのは、世界でも私だけですか? 私は同性愛者ではありませんが、カメラ目線の鉄郎を見て可愛いなぁと感じます。若い頃、たとえば高校時代に同い年くらいの女の子を見て感じた、あの感覚に似ているような気もします。どうなんでしょう、あの場面の鉄郎を女性からを見るといかがなんでしょうか。
さて、何度も書いたことで恐縮ですが、私が初めて「さよ銀」を見たのは、公開から遅れること8年、17歳のときでした。その当時、私はほぼ同い年だったせいか、鉄郎に感情移入して物語を見ていました。メーテルとの別れにしても、
「今は悲しいけど、鉄郎には未来があるんだ。夢に満ち溢れているんだ」
なんて、勝手に前向きに考えていたのです。我ながら浅はかでした。
そして今、鉄郎は私の半分以下の年齢です。二次小説を見渡しても、鉄郎はせいぜい20代の若者です。相手は創作上の人物ですから当たり前なのですが、怖い話ですね。
「パタリロ!」の作者、魔夜峰央さんが、白石冬美さん(パタリロ役)との対談で似たようなことを言っています。同作の主要人物にバンコランという27歳の男がいます。魔夜さんは当初、年上の人物として描いていたそうです。それが同い年になり、あっという間に年下になってしまった。時のたつのは早いものですが、恐ろしいですねぇ。
話が逸れました。
かつて同い年だった鉄郎は、すっかり年下になりました。かつては「仲間だったらいいかもしれない」などと考えていましたが、弟とも呼べる年齢差でもなくました。叔父と甥、下手をしたら親子かもしれません。そう、息子か新入社員といった存在ですね。
そのせいか、「さよ銀」のパルチザンの気持ちがわかるような気になってきました。戦場はないにしても、鉄郎のような後輩が会社にいたらいいでしょうねぇ。私は滅多に人の世話をしませんが、鉄郎には良くしたいと思うでしょう。熱心に指導したり解説して、鬱陶しいと思われるに違いありません。鉄郎はそういう雰囲気を持った少年なのかもしれません。
だからでしょうか、惑星タイタンで、大山摂子(でしたっけ?)から戦士の銃を譲られていますよね。大山トチローが作った、宇宙に4~5丁(作品によって違いがあるらしい)しかない貴重なものですよね。しかも、摂子からすれば、息子が残していった大切なものです。出会って間もない、どこの馬の骨ともしれない少年に、普通は渡さないですよね。これも鉄郎だからですよね……銃を渡したのは、そうしないと物語にならないからって? それを言ってはおしまいです。
最後に、20年後、私が還暦を迎えられたら(生きているという保証はどこにもありませんので)、もう一度999を見たいと思います。おそらく、ヘビーメルダーの酒場のジイさんの気持ちがわかることでしょう。また、「さよ銀」のパルチザンのじいさん(森山周一郎さん)も身近に感じることでしょう。
これでとりあえず、還暦まで生きていようと思えます。
さて、何度も書いたことで恐縮ですが、私が初めて「さよ銀」を見たのは、公開から遅れること8年、17歳のときでした。その当時、私はほぼ同い年だったせいか、鉄郎に感情移入して物語を見ていました。メーテルとの別れにしても、
「今は悲しいけど、鉄郎には未来があるんだ。夢に満ち溢れているんだ」
なんて、勝手に前向きに考えていたのです。我ながら浅はかでした。
そして今、鉄郎は私の半分以下の年齢です。二次小説を見渡しても、鉄郎はせいぜい20代の若者です。相手は創作上の人物ですから当たり前なのですが、怖い話ですね。
「パタリロ!」の作者、魔夜峰央さんが、白石冬美さん(パタリロ役)との対談で似たようなことを言っています。同作の主要人物にバンコランという27歳の男がいます。魔夜さんは当初、年上の人物として描いていたそうです。それが同い年になり、あっという間に年下になってしまった。時のたつのは早いものですが、恐ろしいですねぇ。
話が逸れました。
かつて同い年だった鉄郎は、すっかり年下になりました。かつては「仲間だったらいいかもしれない」などと考えていましたが、弟とも呼べる年齢差でもなくました。叔父と甥、下手をしたら親子かもしれません。そう、息子か新入社員といった存在ですね。
そのせいか、「さよ銀」のパルチザンの気持ちがわかるような気になってきました。戦場はないにしても、鉄郎のような後輩が会社にいたらいいでしょうねぇ。私は滅多に人の世話をしませんが、鉄郎には良くしたいと思うでしょう。熱心に指導したり解説して、鬱陶しいと思われるに違いありません。鉄郎はそういう雰囲気を持った少年なのかもしれません。
だからでしょうか、惑星タイタンで、大山摂子(でしたっけ?)から戦士の銃を譲られていますよね。大山トチローが作った、宇宙に4~5丁(作品によって違いがあるらしい)しかない貴重なものですよね。しかも、摂子からすれば、息子が残していった大切なものです。出会って間もない、どこの馬の骨ともしれない少年に、普通は渡さないですよね。これも鉄郎だからですよね……銃を渡したのは、そうしないと物語にならないからって? それを言ってはおしまいです。
最後に、20年後、私が還暦を迎えられたら(生きているという保証はどこにもありませんので)、もう一度999を見たいと思います。おそらく、ヘビーメルダーの酒場のジイさんの気持ちがわかることでしょう。また、「さよ銀」のパルチザンのじいさん(森山周一郎さん)も身近に感じることでしょう。
これでとりあえず、還暦まで生きていようと思えます。
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「斜光不安」というサイトで「世界三大七不思議」というブログをやっています。当ブログは、そこから「999」関連が独立したものです。
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