永遠の名作「銀河鉄道999」について(勝手に)語るブログです。主に劇場版について(好き勝手に)触れています。
2025/07/06 (Sun)
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2012/10/31 (Wed)
「さよ銀」コラム
「さよなら銀河鉄道999」についてのコラムを見つけました。編集長(小黒祐一郎さん)が、少々辛口の、しかし実に鋭い考察をされています。
「WEBアニメスタイル」の中のコラム
(第83回『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』)
りんたろう監督も「(2作目は)1作目に比べて輝きが足りない」というようなことをおっしゃっていたようですし、先のコラムの意見はもっともなことです。
それでも私は、2作目が好きです。1作目はあくまでも鉄郎の「少年」が、2作目は「青年になるところ」が描かれています。甲乙付けがたいと感じるのは私だけ?
また、まったくの私事ですが、2作目がなかったら今の私はいません。大仰なことを言えば、とうに死んでいたかもしれません。人の生きる道は、巡り合わせですからね。
先のコラムには鋭い、唸ってしまうことがたくさん書かれていますが、1つだけモノ申したい。メタルメナを「体が透明なウェイトレス」としているのはご愛嬌です。クレアと混同しているものと思われます。
さて、コラムの中で「黒騎士ファウストと鉄郎がなぜ戦わなければならないのか、わからない」とあります。この文章の前後にはその背景が書かれていて、その疑問はもっともなことだと感じさせます。ただ、私は初めて「さよ銀」を見たとき、すぐに二人の両立は無いと思いました。
黒騎士ファウストは、言うまでもなく鉄郎の実父(一説には物野正?)ですが、ハーロックにこう言い残していますね。
「この戦いに勝たない限り、私にも鉄郎にも未来はない」
「未来はない」か「明日はない」だったかは忘れました。ともかく、戦いは避けられないと言っているのですね。
どうやら父は、なんとか息子を呼び寄せて一緒に暮らしたいと考えたようです。機械化帝国の素晴らしさを理解させ、親子で過ごしたかったのでしょう。しかし、その結果はご存知のとおりです。鉄郎は黒騎士=実父と知らないにせよ、結局は意思を変えませんでした。最後には、999の屋根で撃ち合いとなります。
ファウストとしては、機械化帝国への崇拝を変えるつもりはない。その意思を貫き通すためには、たとえ相手が実の息子であっても容赦はしない。むしろ、あらためて機械化帝国を否定した息子は、他の誰でもなく自分が始末しなければならない。
もし、ファウストが、「息子だから」と鉄郎を逃すことになったら。いや、ダメですね。おそらくハーロックやトチローが同じ立場なら、ファウストと同じ行動を取ったでしょう。
一方、鉄郎にしても同じです。ファウストが実の父だと知っていたとしても、やはり倒そうとしたでしょうね。それどころか、実父だと知ったらなおのこと戦うでしょう。メーテルがプロメシュームの息の根を止めようとしたように。
しかし嬉しいですね。999についてこれほどまでに真剣に書かれた文章は、かつてよりは少なくなったでしょう。恥ずかしながら、WEBアニメスタイルというサイトも小黒祐一郎さんのことも存知ませんでした。インターネットという文明の利器のおかげですね。
いい時代に生まれました。長生きはすべき、なのかもしれませんね。
「WEBアニメスタイル」の中のコラム
(第83回『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』)
りんたろう監督も「(2作目は)1作目に比べて輝きが足りない」というようなことをおっしゃっていたようですし、先のコラムの意見はもっともなことです。
それでも私は、2作目が好きです。1作目はあくまでも鉄郎の「少年」が、2作目は「青年になるところ」が描かれています。甲乙付けがたいと感じるのは私だけ?
また、まったくの私事ですが、2作目がなかったら今の私はいません。大仰なことを言えば、とうに死んでいたかもしれません。人の生きる道は、巡り合わせですからね。
先のコラムには鋭い、唸ってしまうことがたくさん書かれていますが、1つだけモノ申したい。メタルメナを「体が透明なウェイトレス」としているのはご愛嬌です。クレアと混同しているものと思われます。
さて、コラムの中で「黒騎士ファウストと鉄郎がなぜ戦わなければならないのか、わからない」とあります。この文章の前後にはその背景が書かれていて、その疑問はもっともなことだと感じさせます。ただ、私は初めて「さよ銀」を見たとき、すぐに二人の両立は無いと思いました。
黒騎士ファウストは、言うまでもなく鉄郎の実父(一説には物野正?)ですが、ハーロックにこう言い残していますね。
「この戦いに勝たない限り、私にも鉄郎にも未来はない」
「未来はない」か「明日はない」だったかは忘れました。ともかく、戦いは避けられないと言っているのですね。
どうやら父は、なんとか息子を呼び寄せて一緒に暮らしたいと考えたようです。機械化帝国の素晴らしさを理解させ、親子で過ごしたかったのでしょう。しかし、その結果はご存知のとおりです。鉄郎は黒騎士=実父と知らないにせよ、結局は意思を変えませんでした。最後には、999の屋根で撃ち合いとなります。
ファウストとしては、機械化帝国への崇拝を変えるつもりはない。その意思を貫き通すためには、たとえ相手が実の息子であっても容赦はしない。むしろ、あらためて機械化帝国を否定した息子は、他の誰でもなく自分が始末しなければならない。
もし、ファウストが、「息子だから」と鉄郎を逃すことになったら。いや、ダメですね。おそらくハーロックやトチローが同じ立場なら、ファウストと同じ行動を取ったでしょう。
一方、鉄郎にしても同じです。ファウストが実の父だと知っていたとしても、やはり倒そうとしたでしょうね。それどころか、実父だと知ったらなおのこと戦うでしょう。メーテルがプロメシュームの息の根を止めようとしたように。
しかし嬉しいですね。999についてこれほどまでに真剣に書かれた文章は、かつてよりは少なくなったでしょう。恥ずかしながら、WEBアニメスタイルというサイトも小黒祐一郎さんのことも存知ませんでした。インターネットという文明の利器のおかげですね。
いい時代に生まれました。長生きはすべき、なのかもしれませんね。
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「斜光不安」というサイトで「世界三大七不思議」というブログをやっています。当ブログは、そこから「999」関連が独立したものです。
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